【徹底攻略】展示場・完成見学会・建売住宅のココを見る!

【徹底攻略】展示場、完成見学会、建売住宅のココを見る!

展示場やモデルハウスに足を運んでも、
豪華さに圧倒されて「どこを見ればいいかわからない」
初めて、展示場に行くけど「何を見ればいいかわからない」
と、悩んでいませんか?

実は、展示場・完成見学会・建売住宅にそれぞれ
ここを見たほうがいいポイントが異なります!

なぜなら、展示場・完成見学会・建売住宅はそれぞれ
ハウスメーカーがアピールしているポイントが違うからです。

私は、実際に15以上のモデルハウス、5件の完成見学会、4件の建売住宅を見学して
結果的にミサワホームで注文住宅を建てました。
その中で、ここを見るといいというポイントが明確になりました。

この記事では、住宅展示場、完成見学会、建売住宅を見ていく際に
どんなポイントを見ればいいのか、というチェックポイントを解説していきます。

この記事を読むと、ここを見ればいいというポイントを理解できるので
上辺だけチェックして結果的に遠回り、という失敗を回避することが出来ます。

我が家も、ずいぶん振り回されました。
しっかりと要点をおさえて効率的にハウスメーカーを選んでいきましょう!

展示場・完成見学会・建売住宅はそれぞれ
ハウスメーカーがアピールしているポイントが違います。

  • 展示場は「スゴさ」のアピール
  • 完成見学会は「リアル」と「こだわり」のアピール
  • 建売住宅は「地力」のアピール

展示場であれば、豪華でハイグレードな設備をふんだんに使って
「ウチはこんなにすごいですよ!」というアピールをしています。

完成見学会は、引渡し前の実際の住宅を見学するので
「リアルさ」や各施主さんの「こだわりポイント」をアピールして
こんな家も作れますよ、という部分がアピールポイントです。

建売住宅は、「建売なのにこんなにこだわっています!」
「注文住宅であれば、もっとすごい家が出来ますよ!」といった
各ハウスメーカーが、「ウチは最低ラインが高いですよ~」とメーカとしての地力をアピールしているんです。

アピールしているところが違うので、
おのずと見るべきポイントも変わってきます

どこをどう見ればいいのか、解説していきます。

家の中をチェック!
  • 窓際が暖かいかチェック
  • 遮音と反響は大丈夫?

窓際が暖かいかチェック

展示場などで、どのハウスメーカーを見に行っても
昨今では、断熱性能も上がっているので「暖かいな」と感じます。

各社、断熱性が良いとうたっています。
断熱等級やUA値やC値といった数値で、断熱性能を把握することは可能です。

ただ、実際に感じる「暖かさ」は違う!という点を念頭において
見て、感じて、確かめてみてほしいと思います。

住宅において熱が入ってくる、逃げていくのは窓からが50%以上を占めます。
家の中が、なんとなく暖かい、涼しいと感じていても
窓辺に立ってみると全く違うことがあります。

暑さや寒さをやわらげる “断熱窓” | 窓の教科書
住まいの中で、熱の出入りが一番大きいのは「窓」です。窓を断熱化すると、住まい全体の快適性が向上します。
YKK AP 暑さや寒さをやわらげる “断熱窓”

窓辺に実際に立ってみて、床の冷たさを感じてみてください。
メーカーによって全く違うので驚くと思います。

光熱費にも直結する部分なので、しっかりと体感して
数値だけではなく、五感で判断してください。

遮音と反響は大丈夫?

遮音性が、-〇〇dBですと言われても直観的に理解できないですよね。

私は、楽曲制作をしているのでなんとなくイメージができていました。
それでも、「実態はどうなのか」までは把握できないんです。

私が実際に試した方法、チェックしたポイントを
簡単に試せる順番でお伝えします。

  • 窓辺に立って耳を澄ましてみる
  • 他のお客さんが気になるかどうか
  • ジャンプや手拍子をしてみる
  • スピーカーや楽器を持ち込んで鳴らしてみる

窓辺に立って耳を澄ましてみる

まずは、一番簡単なこちらから試していきましょう。
窓辺に立って、外の車の通る音や子供の声などに注意してみましょう。

全く聞こえないということはないかもしれませんが
こっちのハウスメーカーのほうが静かだな、と比較することは可能だと思います。

他のお客さんが気になるかどうか

展示場や完成見学会に行くと他にも来場されている
お客さんがたくさんいます。

会話の内容が筒抜けということは、そうそうありませんが
なんとなく話し声が聞こえてきて気になるようであれば
屋内の遮音/防音の面で気になる部分が出てくる可能性が高いです。

ジャンプや手拍子をしてみる

ジャンプしている男性と騒音に困っている女性

こちらの方法は、迷惑になってしまうこともあるので
ちゃんとまわりの状況を確認をして実施してください。
もしくは、担当の方に確認を取ってから試しましょう。

私たちは、1階と2階にわかれてジャンプをしてみて
振動や音の響きをチェックしました。

これは、メーカーによって聞こえ方が大きく異なるので
要チェックのポイントです。

同じく、手拍子をしてみて部屋の中で大きく反響しないか
部屋の外から聞いてみて、どうかチェックしましょう。

スピーカーや楽器を持ち込んで鳴らしてみる

担当営業に相談すれば、完成見学会の会場や建売住宅で
実際にテストさせてくれると思いますよ。

実際に、スピーカーを持ってきてもらって大音量で鳴らして
外から音漏れがないかテストさせてもらったり
ギターを持ち込んで、家のなかでの聞こえかたや
外からどの程度聞こえるかをテストさせてもらいました。

その際には、カーテンやカーペットなどの家財がないことが、ほとんどです。
家具家財が、吸音してくれるため実際にはもう少し小さく聞こえる可能性があるため
過度にシビアになりすぎないようにしましょう。

数値の見方も知っておきたいという方は
下記のサイトを参考にしてください。

【防音の基礎知識】~覚えておきたい音と騒音のあれこれ~|島村楽器 ららぽーと名古屋みなとアクルス店
*「音」と「騒音」の基礎知識**知っておきたい用語***デシベル(dB)音の大きさを表す単位。]]数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。]]一般的に人が「うるさい!」と]]感じるレベルは65dBくらいからと言われます。|*お部屋の種類|*理想的なdB等級||書斎、勉
島村楽器 【防音の基礎知識】~覚えておきたい音と騒音のあれこれ~

住宅展示場では、いいと思うポイントを明確化していく、取り入れたい要素を洗い出すという観点で
見ていくと効率的に見ていくことができます。

以下のポイントに注意してみていきましょう。

  • ハウスメーカーの得意な部分をチェックする
  • 部屋単位でチェックする
  • 気になる設備をチェックする

ハウスメーカーの得意な部分をチェックする

各ハウスメーカーで、得意な部分が異なります。
例えば、ミサワホームであればデザイン性、
高天井や蔵といった縦方向に空間をつくることが得意なメーカーです。

住友林業であれば、無垢材を使った高品質な内装と外構と一体で家を作り上げることを得意としています。
三井ホームは、洋風な家づくりや屋内バルコニーのラナイ、全館空調が得意です。

そういった、各メーカーごとの特色を把握して
その上で、自分の気に入った要素を数多くもっているメーカーに絞って
話を聞いていくことをおすすめします。

検討するメーカーが増えれば増えるほど、
膨大な時間を消費するようになります。

部屋単位でチェックする

冒頭でお伝えした通り、展示場は各ハウスメーカーが
「ウチはここがすごいですよ!」と、通常の住宅の倍ほどあるサイズで
豪華な設備をふんだんに使って、スゴさをアピールしています。

そのため、家全体で見ても自分が建てられる規模に収まりません。

一方で、部屋単位で言えば落とし込める要素があるので
6畳の寝室に2畳のファミリークローゼットが併設された8畳の部屋が便利!
大きな高窓がついた洗面が素敵!
といった、部屋単位で採用したいポイントを見つけると間取りづくりに有効です。

気になる設備をチェックする

展示場では上位グレードのキッチンや洗面など高価な設備が
採用されていることが多いです。
そのため、実際にすべて取り入れることができるかといえば難しいと思います。

それでも、これは使ってみたいなと自分が気になる設備が見つかるはずです。
特に内装材や空調、キッチンは各社特徴が出る分です。

一方で、意識が向かない設備は自分の中での優先度が低いので
コストを抑える材料になります。
そのため、気になる設備を明確にすることで家づくりの軸が出来ていくので
絶対にチェックしてください。

設備面での希望を明確にすることで、間取りもスムーズに進んでいきます。
メーカー比較をするにあたっても実は重要なポイントになってきます。
このハウスメーカーでは採用できない、
オプションだから高くなる、といったことが当たり前のように発生します。

例えば、我が家も見積が出てきたら
オープン階段にするのに50万円違うなんてこともありました!

展示場のココをみる!まとめ

各ハウスメーカーの得意な部分をチェックして、
気に入った要素を数多くもっているメーカー
明確にしていくことを意識してみましょう。

部屋単位でチェックすることで、
自分の思い描く家に落とし込んでいきましょう。
展示場全体を見ると規模が大きすぎてマッチしません
予算的にも間取り的にも破綻してしまうので注意しましょう!

気になる設備をチェックして、
自分の中での優先順位を明確化して、ハウスメーカー選定の基準にしていきましょう。

完成見学会は、完成から引き渡す前の実際の住宅を公開している催しです。
リアルな住宅を見ることができるチャンスなのでぜひ足を運んでみましょう。

さまざまな施主さんがこだわりを込めて建築しているので
自分では、思いつかなかったアイディアを発見できます。

以下のポイントをチェックしていきましょう。

  • その家の施主のこだわりをチェックする
  • 使いづらそうなポイントをチェックする

その家の施主のこだわりをチェックする

家族構成も違えば、重点をおくポイントも異なります。
10人いれば10種類の家が建つのが注文住宅の魅力です。

みなさんそれぞれにこだわているポイントが異なります。
我が家は、キッチン、動線、音にこだわって建築しました。

私が実際に見学した、住宅では
「インナーガレージのある延床面積50坪の1階がすべて回遊動線の豪邸」もあれば
「延床面積30坪の2階リビングで3mの高天井で開放感を演出」と
こだわっているポイントが違うので、このポイントは我が家にも活かせるかも?
という目線で見ると、新しいアイディアや間取りをブラッシュアップしていくことができますよ。

使いづらそうなポイントをチェックする

こだわって作った注文住宅も100%の完成度の家を建てられるわけではありません。
家は3階建てて完成するといわれるくらい
本当に自分が望む家を建てるのは難しいといわれています。

素晴らしいポイントがたくさんあっても
ここは使いずらいと感じるポイントもあります。

例えば、引き出し収納が壁にぶつかってしまって使いづらい
ワンフロアを回遊できる動線を作っているけど、実は歩く距離は長い
など、使いづらいだろうなと感じるポイントを目にすることがあります。

そういった、ポイントを注視することで
間取りの失敗を減らすことができます。

建売住宅は、各ハウスメーカーが平均的に好まれる
間取りや設備を採用して建設していることがほとんどです。

そのため、すごい間取りや設備を期待していくと
肩透かしを食らうこともあります。

一方で、万人受けする間取りや設備、多くの人に支持されている住宅を
建てているわけなのでそこから得られる知識やアイディアもあります。

  • 各ハウスメーカーの基準をチェック
  • 本当に使いやすい「普通」をチェック

各ハウスメーカーの基準をチェック

建売住宅は、各メーカーの標準もしくは少し高いくらいのグレードで
建築されているケースがほとんどです。

そのため、注文住宅を建てる際には
建売住宅で見た内容は最低限、もしくはプラスでコストをかければ
もっといい設備を採用することが可能です。

各ハウスメーカーの基準がわかれば、メーカー比較がしやすくなりますよね。

加えて、コストをかけてよりいい内容にしたほうが満足度が上がるポイントと
標準仕様のままで満足いくポイントが明確になるので
チェックしておきましょう。

本当に使いやすい「普通」をチェック

頭を悩ませて自分が思い描くこだわりや使いやすさを詰め込んだ間取りを作っても
実際に住んでみないと本当に使いやすい、住みやすいかはわからないですよね。

その点、建売住宅は平均的に誰もが使いやすい、住みやすいポイントを
ハウスメーカーが厳選して建築しています。

特定の誰かに焦点をおかずに、販売するための住宅なので
万人受けを目指すのは当たり前ですよね。

そういった、誰もが使いやすいポイントを取り入れてみるのも
いい間取り、いい家を作りには大事なポイントです。

フラットな目線で、こだわりにとらわれず
「普通」が優れているポイントをチェックしてみて下さい。

実は、展示場・完成見学会・建売住宅にそれぞれ
見ていくポイントがあることをお伝えしてきました。

展示場・完成見学会・建売住宅で共通するチェックポイントとしては
窓際が暖かさ、遮音と反響をチェック。

展示場では、豪華さやサイズ感に惑わされず
ハウスメーカーの得意な部分、部屋単位でいいポイント、気になる設備をチェック。

完成見学会では、施主のこだわり、使いづらそうなポイントをチェック。

各ハウスメーカーの基準、本当に使いやすい「普通」をチェック。

この手順を踏めば、効率的にハウスメーカー選定や打ち合わせを進めていくことができます。
それだけではなく、比較対象が明確になるので価格交渉のカードを
増やすことも可能です。

ぜひ、ポイントを踏まえて良い家を建てましょう!

爆速マン
爆速マン

いい家建てようぜ!

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